絵が描けないヤツが適当に背景を作ってみた、どう見ても目トレスです本当にありがとうございました。

使った素材
 自分で作った畳
 自分で作った障子
 自分で作った木目
 自分で作ったメッシュ

残りは塗りつぶし・テクスチャ・フィルタなど、それと地道な描き込み。
適当に床用の素材を作る。 ここではとりあえず6畳間の畳を使う。
なんか士郎の部屋の畳って、どう見ても1.5畳分の畳が一番奥に使われてるんですね。 面倒なのでそれをそっくりそのまんま表現してみましたよ。 ということで、通常の6畳とは変形の畳になりました。

フォトショの「遠近法」や「ゆがみ」で適当にそれっぽくしてみる。
畳の奥の角から垂直の線を引き、部屋の角を決める。 天井のラインを決める。 他にも中心線を決めて線を引きまくり、いらないところは消していくと、なんとなく部屋っぽい感じに。
ついでに仕上がり時の枠を作ってバランスを考える。
どんどん線を引く。
赤はおおまかな部屋の枠組み、緑は天井やふすまのライン、ピンクは支柱と窓枠のライン、というように色分け。 レイヤーも別なので、いらない線はどんどん消して、最終的にカラフルな線画の状態にもっていく。
黄色でオプションを書き込み。
光源は奥の窓、手前の襖(見えない)、電気をつけたら電灯、という3箇所から。 塗りの時になんとなく思考に入れておくための補足。
カラフルな線画をコピーして統合、彩度0にしてグレースケール状態にする。 必要があれば明度も弄る。
レイヤーをパーツごとに用意し、とりあえず単色ではみ出さないように塗りつぶしていく。 塗りつぶしが終わったらレイヤーの透明色保護。

天井などの木の部分は、木目を意識して若干ムラが出るように塗るとそれっぽい。
適当に座布団と敷き布団の範囲を取り、それぞれレイヤーに塗りつぶす。 塗りつぶしが終わったらレイヤーの透明色保護。

ついでなので、適当にふすまを作っとく。 遠近法を考えながら、畳のフチを参考に襖の位置を決める。 畳みは1:2の大きさで、本間は90cm×180cmなので、だいたい参考にしつつ。
下書きを元に文机を描く。 ここでは適当に選択範囲の四角と丸で形をとって塗りつぶし、自由選択ツールでいらないところを削除していっただけ。 天板+足正面、引き出し前面、足側面という感じでパーツわけ。 終わったら透明色保護。
バランスが悪かったので文机を適当に縮小。 それに伴って、足の角度とかも若干修正。
光源を参考に適当な色で光の加減を書き込み。 白で不透明度や塗りの%を落としても良いし、軽い色でスクリーンなどでもOK。 昼ははっきりとした明暗、夜は外光が少なくて電灯依存の陰影が出たりとかも考える。
壁や天井、部屋の隅などにも適当に影入れ。
柱部分とかに細かく影入れすると立体的。
のっぺらな壁や襖は簡素に見えてしまうので、適当にテクスチャを使う方が良い。 土壁ならフィルタ>ノイズ>ノイズを加えるを使用して、ちょーっと乗算かけたりするとザラッとした感じになる。 襖は襖用の和柄模様を使ってもいいし、日焼けた感じを出すなら選択色:白・背景色:ベージュでフィルタ>描画>雲模様1とか。
パスや自由選択範囲などで電灯のカサ、電球などを作って、それぞれパーツごとにレイヤー保存。 いつもどおり、透明色保護。

窓障子を開けた場合を考えて、ちょっと外観を書き込んだり、昼だったら木の影が映り込む感じとか。 ついでなので座布団の色や光沢・影も描いちゃいましょう。
お昼用にもう少し光源をプラス、天井が明るくなった。

夕方用に作るなら、光源を覆い焼きにして、影部分を焼き込みを使って陰影を極端にする。 ついでに焦点以外をボカすと、なんとなくそんな感じになる。
窓障子を閉めた状態。
こちらは昼用以外に使うものなので、全体的に光源を抑えた形。

夜はもう座布団は使わない、そして布団を敷く時に邪魔。 というわけで、座布団は文机の下へ押し込む。
夜・電気点灯・布団セット有りの状態。
電気を中心にした光源、外光が電気に負けるので窓障子に少し影入れをする。

布団は適当にレイヤーを重ねる。
下から、敷布団、敷布団影、枕、枕カバー、枕の影、掛け布団カバー、掛け布団の中身(紺色)、掛け布団のメッシュ、というレイヤー構成。 レイヤーを別にすることで、敷布団のみ、掛け布団まで全部、みたいな差分が作りやすい。
夜は陰影を濃くして、ブルーグレイ系で全体に乗算かけたりする。 この辺はお好みで。
概して、ブラウン管では暗く、液晶では明るく見えるのが常。 この辺を考えてないと、環境の違いで真っ暗画面や明るい画面になったりします。
夜闇を実現するのではなく、夜闇を表現する程度に留めるのが良い。
お布団の差分。
敷布団・敷布団影・枕・枕カバー・枕の影・掛け布団半折り、という構成。
他にも乱れた敷布団のみモードとかも作ると、濡れ場なんかにはいいかもしれんですね。